どうも、人生で初めての逃げは7歳の時の夜逃げだった僕です。
奈良に住んでたのに、朝起きたら大阪やった。
昨日まで歩いてた通学路。
昨日まで通ってた小学校。
昨日まで周りにいた友達。
昨日まで練習していた運動会のダンス。
全部変わった。
まじびびった!!
でも、まぁ小学校低学年だったんであんまり状況把握してなかったし、だからこそ『あれ?なんか違う。けど、まぁいいや』ぐらいに思えたのかもしれませんが。
そう。
僕の逃げ人生はすでに7歳から始まっていた。
でも、逃げ続けた人生だからこそ、今の僕があるって思うから、今逃げようか悩んでる人がいたら参考にしてもらいたい。
武道の授業が嫌で逃げた高校生活
高校の体育の授業で僕が好きだったのはサッカーとバレーボール。
全部の体育の授業がそれだったらいいのになって本気で思ってた。
けれどサッカーは冬だけだし、バレーボールは球技大会シーズンだけ。
それ以外の時は陸上だったり、ソフトボールだったり、様々な運動をする。
それなのに、なぜ武道は一年間ずーっと同じなんだ。
僕の通っていた高校の武道は剣道だった。
毎週1時間、必ず剣道の授業がある。
どうも僕は剣道が好きになれなかった。
思春期真っ盛りのクセに、変に冷めてる僕には心技体を揃えるなんて事は不可能に近いし、苦手な事を無理やりやらされて、しかも理不尽に棒で頭を殴られるなんて意味がわからない。
※注意 これはあくまでも僕が剣道が苦手だからって話で剣道をしてる人はかっこいいと思ってる。
そんな訳で、毎週1時間だけ僕は保健室に逃げる事にした。
理由はもちろん、剣道の授業を受けたくないから。
それ以外の体育の授業は出てたし、通常の授業も出ていたので、クラスメートからは“ずるい”みたいな言い方をされたりもしたけど、まぁそんなのは頭を棒で殴られるよりずいぶんマシ。
保健の先生からは文句も言われた。
『あんた、病気でもないんやから保健室こんといて』
『僕が剣道の授業に出て頭殴られたら、絶対に怪我するからその方が厄介になる』
って言って毎週通った。
もちろん体育の成績は満点にはならなかったけど、そんなのどうでもいい。
苦手な事をして頭を殴られるぐらいなら、満点なんてとらなくていい。
そんな風に逃げた高校生活。
夢をおう事から逃げた大学生活
大学に通いながら、僕はとある事務所に所属していた。
将来の夢は歌手になる事だった。
高校の時からトレーニングを受け、いつかは自分も大きな舞台で歌を歌う事ができるようになると思ってそれなりの努力をしていた。
けれど、自分自身そこそこの年齢になってきているのも気づいてしまった。
周りにいる人たちは、どんどん若くなっていき自分よりも後輩になるような子ばかりが増えてきた。
しかも、かっこいい。
歌ではきっと僕の方がうまいのかもしれないけど、タレント性という点では確実に僕は負けてるなっていう事がわかった。
大学2年になった時、事務所を辞める事にした。
歌手になる事は夢だったけれど、今の自分ではなれそうにないなって思った時から熱は冷めていっていたから。
夢を諦めるなんてかっこ悪い。
そんな風に固定概念として思っていた僕は確かにいたかもしれないけれど、それよりも自分の夢を諦める事ができる自分を認めたかった。
夢を追う自分から逃げる事で、僕は新しい夢を探そうと思った。
そうしないと、きっと次の夢を探す事はできないって思ったから。
そんな風に逃げた大学生活。
やりたくない事から逃げた社会人生活
社会人になって、それなりに順調にキャリアアップもしてきた。
私生活でも、海外旅行へ年に4回行き、付き合っている人もいるし、買いたいものは買える。
特に不満がない生活をすごしていた。
けれど、そんなある日突然事件が起きた。
家から恋人が逃げた。
結婚という単語から逃げ続けていた僕が、やっと結婚というものにむきあった矢先の事だった。
『あぁ…逃げまくったツケがここでまわってきたのか…』
そんな風に思った。
けれど、その時に自分の社会人としての生活を見つめ直す機会ができた。
本当に自分がやりたい事をしている人生なのかどうか。
仕事は嫌いではなかった。
けれど、本当に自分がやりたい事なのかどうかと聞かれると、Yesと言えなかった。
そんな風に思いながら、それでも生活のためにと仕事を続けてきた訳だけど、ある時僕がやりたいと思える部署への公募があった。
それなりに実績も積んできたし、これだったら本気でやりたいという熱意を持って面接に望めると思った。
けれど、僕は落ちた。
僕の代わりに受かったのは、僕がまったく尊敬もしていなかったクソ上司。
その時、僕はこの会社で自分のやりたい事を実現する事は不可能だと悟った。
自分の実力不足だったのかもしれないけれど、当時の僕にはそこが限界だったと思う。
僕は日本の社会から逃げて、旅に出る事にした。
そんな風に逃げた社会人生活。
定住する意味がわからない旅人生活
現在僕は5年間世界のいろんな場所を転々としながら生活をしている。
昨年の一年間だと
- 1月 東南アジア/南極
- 2月 南米
- 3月 北欧
- 4月 日本
- 5月 日本
- 6月 北欧
- 7月 東欧
- 8月 コーカサス
- 9月 中東
- 10月 北欧
- 11月 東南アジア/日本
- 12月 東欧
こんな感じになってる。
おそらく今年以降もこんな感じになるだろう。
僕はこんな生き方でも暮らしていけてるし、定住した場合そのコストを支払う方が現在の僕には不可能。
家賃を支払い、光熱費を支払い、車を持てば維持費も支払う。
マンションに住んだら管理費とか積立金とかも払わないといけないらしい。
無理だ!!!!
いくらお金あっても足らん!!!!
諦めた。
僕にはどうやら定住するという事は不可能らしい。
もちろん旅をしてても一定のお金はかかるけれど、外食をしても一食200円、宿に泊まっても一泊1000円のドミトリーの国なんてあちこちにある。
ネットで話題のプロ奢ラレヤーも言ってるように、月50,000円あれば生活できる国なんてあちこちにある。
インターネットだけで月30万円を稼ぐのは難しいけれど、月5万円くらいなら、まあイケそうじゃないですか。だけど、それだと日本では満足に生きられないひともいる。だったら、東南アジアですよ。国を跨ぎ続ければ、ビザも要らないし、月5万あれば「日本で月30万円貰ってする暮らし」ができます。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年6月11日
東南アジアに行くと、「月5万円あれば生きていける」ということを体感できます。こうすると、「月30万円ないと死んでしまう」という幻想が壊れるので、「ぜったい大学に行かなきゃ!」とか、「ぜったい就活しなきゃ!」と思わなくなります。なにを選ぶにしろ、切迫感のなかでいい選択はできません。
— プロ奢ラレヤー🍣 (@taichinakaj) 2018年6月9日
『30万円くらい稼がないとやばい!』
っていう発想を持つ事がロスであって、
『5万円で生活できる!』
って思いながら生活をすると気持ち的にめちゃくちゃ楽。
もちろんビザってものがあるので、一つの国で定住するのではなく、そういったコストがかからない国へ行って生活をしていけばそれで良い。
そんな生き方をするために、僕は定住するっていう事から逃げました。
そんな風に逃げた旅人生活。
逃げたらいい。もっといっぱい逃げていい。
どうも、まだまだ逃げるのが悪っていう考え方が日本の社会には残っている気がするんですよね。
逃げちゃダメみたいな。
確かに、逃げてない自分かっこいいって思う事もあるだろうし、逃げてない自分かっこいいって思われたいっていうのもあるかもしれません。
けど、やりたくない事を無理やりやらされる事から逃げる事は自分の身を守る一つの手段だと思った方がいいです。
それに、正直に言うと無理に続ける事は周りにも迷惑がかかってると思うんですよね。
例えば、僕がやる気もないのに剣道なんてやり続けてたら、真剣にやろうとしてる人からしたら見てても腹が立つでしょうし。
やりたいって思えてもいない仕事をしていれば、会社に貢献する事も社会に貢献する事もないでしょうし。
逃げない事が正義みたいに思うかもしれませんが、逃げない事が自分にも周りにもマイナスになってる事って事実存在してるんですよ。
自分が死ぬ時に
『これは、自分が選んだ人生だった』
って笑いながら言える生き方、今できてますか?
ぜひ、今からでも自分が選んだ人生を逃げる事も含めて歩んでみてください。
逃げた先が世界なら、地球一周だっていいと思う!