世の中には変わる事があれば、変わらない事もある。
もちろん旅人の世界にだってそれは存在する。
毎年、毎シーズン、流行りの場所や国は変わっていくもの。
では旅人の世界で今も昔も変わらない事というのは存在するのだろうか。
確かに存在する。
旅人の世界で今も昔も変わらない事、それは…
バンコクという街が旅人にとって魅力的すぎる街であるという事。
僕は何度もバンコクを訪れているが、全く飽きがこない。
いや、それどころか行く度にどんどんバンコクの魅力にどっぷりとはまってしまい、バンコク欠乏症に陥る事すらある。
今回は、まず基本に立ち戻り、一体バンコクの何がここまで人を惹きつけるのかというのを1000都市以上訪れた僕が皆さんに伝えたいと思う。
- 1)日本からのアクセスが非常に良い
- 2)バックパッカーの聖地カオサン通り
- 3)定番の寺院めぐりはやっぱり外せない
- 4)移動手段が多くて楽しい
- 5)タイ料理は控えめに言っても抜群のうまさ
- 6)数々の屋台B級グルメの安さが半端ないし当然美味い
- 7)異常なまでの物価の安さ
- 8)ナイトライフが充実しすぎ
- 9)日帰りで行く観光スポットがカオス
- 10)微笑みの国タイはまさに優しい人たちの集まる場所だ
- まとめ)バンコクの魅力はやっぱりバランスの良さだった
1)日本からのアクセスが非常に良い
バンコクの魅力の一つとして、日本からのアクセスが良いという事が挙げられる。
バンコクへは日本各主要都市からの直行便が運行されている。
東京、大阪、名古屋はもちろん、最近では沖縄からのフライトが超格安で売り出されているという事が旅界では非常に話題となっている。
これを見ていただきたい。
これは、Peachのサイトで確認した那覇からバンコクまでのフライト料金(片道)だが、日本人が最も休みをとりやすい夏休みシーズンであっても片道たったの9980円で見つける事ができた。
Peachでは時々キャンペーンを行っており、その時にはまさかの5000円代でチケットを購入する事もできる。
直行便であれば日本からバンコクまでは5時間から7時間程度。
決して長いフライトではない。
極力安いフライトを探したいのであれば、乗り継ぎ便を利用すれば安く購入する事も可能。
バンコクまでのフライトが安い航空会社を以下に紹介しておく。
この三つの航空会社が安い事でよく知られている。
2)バックパッカーの聖地カオサン通り
バンコクへ降り立った後、空港からまず目指したい場所が世界中のバックパッカーが目指す一本の道。
それがカオサン通り。
www.instagram.comカオサン通りを初めて見る旅人の中には、自らの記憶の片隅からその情景を思い出し、ついに自分の旅は始まったとこの場所で実感する人も少なくない。
1本の道の両脇には様々な飲食店やお土産屋、クラブやバー、マッサージ屋や食用昆虫を売る屋台までバラエティー豊富。
www.instagram.com朝、昼、夜すべての時間で異なる魅力を持つカオサン通りには格安ゲストハウスが乱立しており、一切予約をしていなくても宿泊先に困る事は絶対にない。
人間の3大欲求をすべて満たしてしまうといっても過言ではない1本の通りは、何度バンコクを訪れても飽きる事がないほど魅力と魅惑でいっぱいだ。
3)定番の寺院めぐりはやっぱり外せない
せっかくバンコクを訪れたのだから、観光の1日目にはバンコク市内にある様々な寺院を巡りたい。
今回はカオサンから徒歩圏内でいける2つの有名な寺院を紹介する。
ワットポー
www.instagram.com大きな大仏が寝ているお寺といえばイメージができる人もいるのではないだろうか。
ワットポーはバンコク最大敷地面積&最古の歴史を誇るという事でも有名だ。
見逃して欲しくないのが寝仏の足の裏。
宇宙観を描いた足の裏には砕いた貝殻をはめ込むという技法が使われており、その細かさは一つの芸術品だとも言える。
※この周辺をうろうろとしていると『今日は休みだよ』と声をかけてくる人がいるが、決してついていかないようにしよう。休みかどうかは自分で確かめれば良い。
ワットアルン
www.instagram.comカオサン通りを西側に進んでいくと、チャオプラヤ川という大きな川にぶつかる。
その川の対岸にあるのがワットアルン。
金色の装飾が目立つタイの仏教寺院だが、このワットアルンは他の寺院と比べると非常に地味な色遣いとも言えるだろう。
www.instagram.comしかし、その落ち着いた雰囲気が非常に魅力的であり、その穏やかな情景から“暁の寺”とよばれている。
また、移動手段に渡し船を使われているという事も、私たち日本人にとっては目新しくワクワクするものだ。
4)移動手段が多くて楽しい
バンコクで驚かされるのは、その移動手段の豊富さ。
バンコク市内どこにでも行けるであろうバスの路線数は数え切れない。
中心部に行けば頭上を走り抜けるスカイトレイン。
そして地下鉄まであるという充実っぷり。
そして忘れて欲しくないのがトゥクトゥクと呼ばれる東南アジア特有の三輪タクシーだ。
www.instagram.com料金交渉をして乗車すれば、どこにだって連れて行ってくれるトゥクトゥク。
バンコク市内のどこでも捕まえる事ができ、友人とシェアをすれば決して高くはないタクシーよりも小回りがきく立派な移動手段として活用する事ができる。
料金交渉も旅では重要なスキル。
ぜひトゥクトゥクドライバーとの料金交渉を楽しみながらやってほしい。
5)タイ料理は控えめに言っても抜群のうまさ
日本でも人気のあるタイ料理だが、本場のタイ料理はやはり格別のうまさだ。
ここで僕がお勧めするタイ料理を幾つか紹介しておきたい。
空芯菜炒め【パック・ブーン・ファイディーン】
毎食でも食べたい空芯菜のオイスター炒め。
これを食べる度に、なんで日本では空芯菜がメジャーな食べ物じゃないんだろうと涙が出てくる。
カニと卵のカレー【プー・パッポン・カリー】
あまり知られていないかもしれないが、一部ではタイ料理最強のうまさだという噂も。
カレーという位置付けではあるが、決して辛くなく、むしろ甘みを感じるほど。
カニと卵の混ざり具合が超絶妙な一品。
タイ風シーフード春雨サラダ【ヤムウンセン】
シーフードがたっぷり入った、ヤムウンセンはタイ風の春雨サラダ。
サラダと言っても、炒め料理なのであたたかい。
程よい辛さとシーフードの旨みがマッチしてさっぱり食べれるヘルシーフード。
お家でタイ料理を作りたい方にはこの本がオススメ。
6)数々の屋台B級グルメの安さが半端ないし当然美味い
先ほど紹介した料理は主にレストランで食べるようなもの。
タイの魅力はレストランで食べるものだけではなく、屋台で気軽に買えるB級グルメですら驚きの安さとうまさ。
タイ風ラーメン【クイティウ】
二日酔いの時に一番食べたくなるのがあっさり風味のタイラーメン。
非常にシンプルで薄味なのに、しっかりと口の中で広がる旨味がたっぷり。
何杯でもおかわりしちゃいたくなるうまさ。
タイ風チキンライス【カオマンガイ】
東南アジアの各国で食べられているチキンライス。
タイではカオマンガイという名前の超有名B級屋台グルメ。
蒸したチキン、揚げたチキン、チキンスープで炊かれたお米…何もかもがチキンづくしなのにまったく飽きがこない。
タイ風焼きそば【パッタイ】
タイB級グルメのトップに君臨するのがこのパッタイと呼ばれる焼きそば。
カオサン通りを歩いていれば20軒以上のパッタイ屋台を目にする事だろう。
日本の焼きそばのようにソースで味付けをするのではなく、ナンプラーと呼ばれる魚醤(魚の醤油)で味付けされているのが特徴で、一度食べたら病みつきになるうまさ。
タイで良く見かけるナンプラーが日本でも買えるみたい。
7)異常なまでの物価の安さ
バンコクのグルメを紹介したので、タイの物価の安さについても言及しておかなければいけない。
バンコクの一般的なバックパッカーの滞在費用は1日1500円程度と考えても良いだろう。
もちろん、これは旅のスタイルによって様々であって、もっと安く滞在する人もいれば、ずば抜けて高い金額で滞在する人もいる。
例えば宿に関してだが、最近日本人バックパッカーの間で話題になっているLongluck Guesthouseという日本人が経営している宿で言えば、安ければ一泊600円程度で泊まることができる。
僕が知るカオサン付近の最安値の宿は1泊400円程度だ。
そして、食費に関しても先ほど紹介したパッタイやカオマンガイであれば200円以内で食べることができる。
また移動手段として使われるバスの料金はほとんどの場合は20円程度。
エアコンが効いた快適なものでも50円と非常に格安だ。
ただし、夕方以降のバンコクは渋滞がひどい為、バスでの移動はあまりお勧めしない。
8)ナイトライフが充実しすぎ
やはり旅に出たらナイトライフを楽しみたいと思う人も少なくはない。
バンコクでは昼間は観光をし、夜はナイトライフを楽しむというのが一般的だ。
代表例としてあげられるのがニューハーフショー。
バンコクには多数の性転換手術を受けた人が存在し、様々な場所で遭遇するのだが、このニューハーフショーは一つのエンターテイメントとして非常に人気が高い。
明らかに笑わせようとしている人もいれば、元男性だったとは到底思えないほどの美しい人まで様々だ。
そしてゴーゴーバーと呼ばれている誘惑だらけの店。
下着のみ、あるいは下着さえもつけていない女性(たまに男性)が舞台の上で踊って踊って踊りまくる、なんとも日本ではなかなかお目にかかれない場所がバンコクには多数存在する。
www.instagram.com観光向けの場所が多数ある為、店選びをするときはバンコク在住者や先輩旅人にお勧めのお店を聞いてから行くのが良いだろう。
9)日帰りで行く観光スポットがカオス
毎日寺院巡りじゃつまらない。
そんな風に思う人も大勢居るだろう。
そんな人にお勧めしたいのが、バンコクから日帰りで行くローカルB級スポット。
まずはこの写真を見てもらいたい。
一体彼女は何をして旦那を怒らせてしまったんだろうか。
そしてさらに衝撃的な画像がある。
なぜこの少年は、この男性が排出した糞をかき分けているのだろうか。
男性は非常に満足気な表情をしている。
『勘弁してくれー』
という声が聞こえてきそうだが、勘弁してもらいたいのはこっちの方だ。
君たちを形容する言葉が僕の辞書の中には見つかりそうにない。
ここはワットパイロンウワと言うなの寺院。
別名地獄寺。
地獄寺に関してはまた後日詳しい記事をアップしようと思う。
このほかにも願いを叶えるピンクの像がいるお寺なんていうものもある。
超巨大。
そして、虎と触れ合えるタイガーテンプル。
宇宙の力をもらえると最近話題のワットパクナム。
カラフルな屋根が素敵な市場タラートロットファイラチャダー
こういったあまりガイドブックには掲載されていない観光スポットなんていうものも多数存在するのもバンコクの魅力の一つだと言えるだろう。
10)微笑みの国タイはまさに優しい人たちの集まる場所だ
これはバンコクに限らず言える事なのだが、やはりこの事に対して言及しないわけにはいかない。
タイ人の人たちは本当に優しい。
言葉は通じないが、多くのタイ人は本当に旅人に対して親切だ。
特にバンコクで暮らしている人たちは外国人と接する機会も他の都市と比べると多いため、外国人旅人への対応もスムーズに行ってくれる。
行き方がわからなければ、写真と地図を見せればなんとか行き方を教えてくれる。
辛い食べ物がダメなら『ノースパイシーノースパイシー』と言えば辛さを調整してくれる。
まさしく微笑みの国という名にふさわしいという事を、実際に旅をすればわかるだろう。
旅をしている最中、何かに困る事があったら是非周りにいるタイ人の人に話しかけてもらいたい。
その出会いは、ひょっとしたら忘れる事ができない素晴らしいものになるかもしれない。
まとめ)バンコクの魅力はやっぱりバランスの良さだった
10個の理由を挙げてきたが、やはり書き終わった後に感じる感想としてはバンコクのバランスの良さだろう。
日本からのアクセスが良く、物価も安い。
豊かな観光資源に、様々な美味しい料理。
そしてタイ人最高。
こんな場所ほかにはなかなかないといってもいいだろう。
そしてもう一つ嬉しいのは、バンコクは初めて旅をする人にとっても非常にありがたい事に日本人の旅人がたくさんいる。
言葉が通じない、初めて海外へ行く、そういった不安を持つ人も大勢いるとは思うが、バンコクに至ってはそいった心配を一切する必要がないといっても良いだろう。
初めての海外一人が不安な人にはこういった企画もある。
tabiiku.net最初の数日を同じく旅が不安だと感じている人たち同士一緒に旅をし、最終的には一人旅ができるように育成してもらえるという企画だ。
不安な方は是非、旅への第一歩に利用してもらいたい。
タビイクHPはこちら▶︎タビイク公式ページ
やっぱり一番詳しいのは地球の歩き方。
なんと、バンコクだけのものもあります。
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