世界にはたくさん面白い観光スポットがあります。
その中でも僕が好きなのがB級観光スポットと言われるような場所です。
『え?ここってなんのためにあるの?』
そんな風に思わせるB級スポットは、時に爆笑を誘い、時に人を恐怖のどん底に落とし入れます。
様々なB級スポットを旅してきた訳ですが、ここ最近B級スポットランキング1位に躍り出るんじゃないかという勢いの場所を発見してしまいました。
その名もワット パイロンウア。
ほとんどのバックパッカーがおそらく訪れるであろうタイのバンコク。
そのバンコクの近くにこんな素敵なB級観光スポットがあるなんて…
- 一見普通のお寺と変わらないんだけど…
- やめて!! そのお方をいじめてあげないで!!
- 父の糞をかきわける少年の気持ちがわかるか!!
- いよいよ本領発揮してきた。まさにここは地獄だ。
- なんと地獄寺は…動物園だった!?
- 地獄寺名物“○○鍋”をたんと味わえ!!
- 安心してください。ここまだ未完成です。
- 地獄寺へのアクセス
- バンコクにはまだまだ面白スポットがたっぷり!!
一見普通のお寺と変わらないんだけど…
僕は期待に胸を膨らませながらそのお寺を訪れました。
一体どんなB級観光地なんだろう…そんな風に思い、とっても楽しみにしていたんです。
しかし、たどり着いたのは良いのか悪いのか、タイによくあるお寺と同じようなものでした。
金色をふんだんにあしらい、豪華絢爛に装飾されたそのお寺は、多くの参拝者が訪れるであろう、とても綺麗で大きなお寺だったんです。
たくさんの仏像がずらーっと並んでおり、その仏像一体一体の下には人物の写真が飾られていました。
ひょっとしたら仏像は墓石の代わりなのかもしれません。
お墓の上に仏像が建っているんではないかと思われます。
たくさんの仏像が並んでいる。
それもタイではよく見かける事です。
アユタヤにもチェンマイにもたくさんの仏像が並んでいる。
それはよくある光景。
ただここには
ちょっとばかり手が長い金色の仏像が建っていました。
やめて!! そのお方をいじめてあげないで!!
仏像ゾーンを抜けていくと、様々な像が置かれている場所へやってきます。
その中で僕は
弓を射る姿をした像を発見しました。
彼が何を狙っているのか。
それがとても気になります。
牛か。
豚か。
はたまた鹿か。
正解は
仏様です。
見事に金色に輝く仏様を彼は狙っていました。
仏様びっくり。
何にびっくりしてるかって。
それは…
味方と思っていた僧侶の裏切り。
この僧侶に台詞をあてがうとしたら間違いなく
“ほれ!!みつお!!はよう弓を放て!!!!”
※みつを(36歳独身)=矢を放とうとしてる人物の本名
としか思えません。
父の糞をかきわける少年の気持ちがわかるか!!
ここにはとんでもない像がまだまだ建てられていました。
ワニと虎に挟み撃ちにされて、とってもびっくりしちゃったオジさんがいたり
息子をペンダントトップにし、29世紀のおしゃれを先取っている夫婦がいるんです。
非常におしゃれすぎて僕にはもうついていけません。
けれどこれを見て僕は感じました。
“まだやばいやつある”
僕の予想は見事にあたったんです。
僕の目には
一見何かよくわからない二人の人間の像があった。
しかし、じっくりこの像を見てそれぞれを紐解いて欲しい。
糞をもりもりとこれでもかと放つ父。
そして
詰まらないようにするために父の糞を素手でかきわける献身的な息子。
そうなんです。
この像には
見事なまでの親子愛が表現されていたんです。
いよいよ本領発揮してきた。まさにここは地獄だ。
先ほどから仏様を撃ち抜こうとするみつをだったり、糞をかき分ける親子愛を紹介してきたんですが、ここのお寺はそんなものが名物なんじゃありません。
このお寺には【地獄寺】という別名が存在するんです。
地獄寺とは、タイやカンボジアなど仏教の国に存在するお寺。
子供が小さい時に、親が子供を地獄寺に連れて行き
“悪い事をするとこんな怖いところにつれていかれるんだよ。
だから悪い事はしちゃだめだからね”
というのを教える為のお寺なんです。
子供の躾の為に存在するのが地獄寺…
これは相当怖いぞ…
その入り口に建っていたのが
こ…怖い…
何が怖いって…
彼が持ってるやつが怖い…
人間の下の長さ超えてるし、体にはミミズのようなものが生えてて、腕にはタコの吸盤が…おまけに禿げそう。
入り口から恐怖しかない。
先に進んでみると、まだまだ怖いものだらけ。
地獄の鬼らしきやつに口を釘でうちつけられてしまってるやつとか
なんかすんげー熱くてドロドロとした液体を流し込まれてるやつとか
目ん玉とかもうとんでもない感じにぶっさされてしまってたりとか
もう痛い痛い痛い痛い。
見ているだけでも痛い…
けれどちょっと待って
なんか人じゃないやつもいるんですけどー
こいつ何!?
なんと地獄寺は…動物園だった!?
地獄寺に登場するのは人と地獄の鬼だけなのかと思っていたんです。
けれど、そうじゃなかった。
地獄寺は…
きゃ♪かわいい♪
キリンさんに、鳥さん♪
鹿さんや、かばさんだっている♪
(真ん中の目がボローンってなってるやつは無視)
わーい!!ここは動物園なのかー!!
豚さんでしょ、サイさんでしょ、んー奥の黄色いやつはレオパードさんかな♪
そう。
地獄寺はしっかりと動物好き女子をも引き寄せる事ができる、女子旅に優しいお寺でもあったのです。
これは安心ですね。
さっきのドロドロしてたやつだけだと、女子が敬遠しちゃいますからね。
動物効果ばんざーい!!
地獄寺名物“○○鍋”をたんと味わえ!!
地獄寺で衝撃的なものを見つけてしまった。
釜…地獄の釜…地獄の釜で人が…人が…
お鍋にされてしまっている!!!!!
もう手前のやつなんて、がっつり煮込まれてしまって鍋の外にはみ出したほうれん草みたいになってる。
しかし興味深々。
い…一体…
他の具材はなんなんだ!!!!!!!
人だけなはずはない。
きっと野菜だって鶏肉だって入ってるだろう。
いや、ここはタイ。
トムヤムクンかもしれない!!!!!
今日の晩御飯にトムヤムクンはいかが?
おそるおそる中を覗きに行ってみると…
え…なんか…骸骨と…壺っぽいもんあるんすけど…
しかも壺がくるくると回ってるんすけど…
こ…これってもしかして…
賽銭入れゲームですか。
お金があちこちに転がってるんですけど、もしかして賽銭入れゲームなんすか。
すごい。
地獄の鍋の正体が賽銭入れゲームだったなんて。
これを目の前にしてお賽銭ゲームをしないなんていう選択肢は絶対に誰もとれないはず。
このお賽銭ゲームをせずにこの場を去る?そんな事誰ができるんだ?
それこそ、このお寺に対する
暴挙だ。
安心してください。ここまだ未完成です。
今日紹介したものだけでも充分お腹いっぱいになりそうなボリュームたっぷりの地獄寺。
しかし、ここはまだ
発展途上。
次の魑魅魍魎を作り上げている最中なんです。
ひょっとしたら皆さんが訪れる時には、新しい何かが誕生しているかもしれません。
ぜひ、バンコクを訪れた際には“地獄寺”を訪れてみてください。
想像の斜め上を突き抜けるものがそこにはあります。
皆さんが訪れる時には、ひょっとしたら東京ドーム50個分くらいの地獄寺になってるかもしれません。
むしろ、そこまで広がったら正式な地獄として認定しても良いのではないでしょうか。
地獄寺へのアクセス
バンコクの南バスターミナルから68番バスに乗って1時間半〜2時間程度で到着します。
バンコク南バスターミナルへはカオサンからバスが出ています。
バスターミナル内に到着したら、ワットパイロンウワ行きバスを見つけましょう。
バス会社で働いているタイ人の方に尋ねるのが一番わかりやすく良いと思います。
乗車後、運転手の方へワットパイロンウワへ行きたいと伝えておけば教えてくれます。
場所はここ。
本気で何にもありません。
大通りで飲み物やスナックなどは購入できます。
ちなみに行きも帰りも何時にバスが出るのかは不明。
行きはまだバスターミナル内に食堂などがあるので良いですが、帰りは暑さとの戦いです。
バンコクにはまだまだ面白スポットがたっぷり!!
今回紹介した地獄寺以外にもバンコクにはあまり知られていないB級スポットがたくさんあるんです。
しかも、日帰りで行ける場所がほとんど。
普通の観光に飽きた方でも、バンコクはまだまだ楽しめる場所がたっぷりです。
ぜひ、バンコクであなたのお気に入りB級スポットを探してくださいねー!
地球の歩き方に掲載されていないスポットを地球の歩き方に教えたら、あなたの写真や体験記が掲載されたりしますよ〜!
★タイもカンボジアも事前予約でスムーズに旅しよう★
圧倒的に探しやすい検索&予約サイト
- 有名な宿検索サイトを一つにまとめてる超便利な検索サイト
- レビューも見れるし、並び替え方法も評価、値段、評価&値段…と豊富なのが最高に嬉しい
- 何よりめちゃくちゃ安い