世界を旅していると、本当にこの人はすごいなって思う人がたくさんいるんです。
旅人さんでも、そこで暮らす人でも、何かを成し遂げている人っていうのは本当にかっこいい。
そういう出会いが良い刺激になり、僕も頑張ろうという気持ちになれる。
旅に出ていなければ、出会う事がなかった出会いがたくさんあるから、やっぱり旅での出会いって本当に素晴らしいものなんだなと思わされる。
今日は僕が世界を5年旅していて、様々な人に出会った中で、本当に尊敬している人を紹介したいと思います。
- コロンビアに現れた謎の日本語を使う男
- ひょっとしたら彼の事を知っている人が日本にいるかもしれない
- 3000万円で村を作った男性
- ホンジュラスの少女との出会い
- しんさんの活動は広がっていく
- しんさんの新たな取り組み
- 僕が大好きなしんさんの言葉。
ピースボート地球一周の船旅
無料で資料請求はこちら!
コロンビアに現れた謎の日本語を使う男
コロンビアのメデジン。
3年間の旅を通して一番長期で滞在した場所。 そこで僕はこんな人と出会った。
何か日本語がおかしい人。
いや、本人が言ってる通り、日本語を打てない為英語で打ってからgoogle翻訳を使って僕に日本語でメッセージを送ってくる人。
本人はGoogle翻訳を凄いと言ってるけれど、僕が凄いと思っているのはこの方のデートに対する貪欲さである。
昨日も今日もデートをしておきながら、明日もすでにデートの約束を取り付けてる男性。
僕が一階にいるので下に降りてきてくださいと伝えたところ、ばっちりGoogle翻訳でかろうじて意味がわかる翻訳を送ってきた。
この方が僕に送ってくるメールの大半がデートに関する事。
この日は1日3件のデートが入っていたらしく、最初のデートを彼女がすっぽかしたから、5時40分からはじまる二つ目のデートに行くかどうか悩んでるところ。
1日3件のデートを入れるバイタリティ。
本当にこの人は人か?獣じゃないのか?
突然こんな事をいいだした。
結婚するかもしれんとか突然言い出す。
謎すぎる人。
もう意味がわからない。
けれど僕はこの方を本当に心の底から尊敬している。
彼の名前は藤山森(ふじやま しん)
ひょっとしたら彼の事を知っている人が日本にいるかもしれない
テレビ東京系の番組である「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」で特集された方。
たまたまホンジュラスからコロンビアのメデジンにきていて、その時に僕もメデジンに居合わせた為、しばらく一緒に過ごさせていただいた。
しんさんはとにかくむきむき。
そしてサルサ好きでとても上手。
次々に女性をとっ捕まえリードしていく。
すごくアグレッシブ。
僕は思った。
『こんなに女好きな人見た事ない。こんなアグレッシブな人見た事ない』 と。
むきむきでサルサが上手で女好きアグレッシブなしんさんを紹介したいのではない。
僕が尊敬しているしんさん。
それはしんさんがこんな人だから。
3000万円で村を作った男性
藤山森(ふじやましん) 独身。
日本生まれのアメリカ育ち。
英語とスペイン語をパーフェクトに操り、どちらかというと日本語が苦手な日本人。
このしんさんが行った事。
それは僕の想像をはるかに超える事だった。
そんな人が今僕の目の前にいるんだ。
その人と話ができるなんて、こんな良い機会はなかなかない。
多くの方にしんさんの活動を知ってもらう為に開かれた 。
講演会。
コロンビア人と日本人が参加し、しんさんの講演を聞いた。 (スペイン語での講演であった為、翌日に日本語のみの講演をやっていただけるようにお願いした)
ホンジュラスは世界でも凶悪な犯罪が起こる国として有名な国。
大丈夫だろうという気持ちで訪れていい国ではない。
僕もホンジュラスを訪れた事はあるけれど、中心地へは立ち寄らず、グアテマラの国境付近にある比較的穏やかなコパンという街だけ訪れた。
そんな危険な場所が多いホンジュラスでなぜしんさんは村を作ったのか。
しんさんは学生時代、アメリカでいじめにあっていた。
アジア人である事や小柄である為に差別的なもの。
旅をしていて少し、ほんの少しだけかもしれないけれど、僕もアジア人という事で少し差別のような事をされてるかなぁと感じた事はある。
しんさんは家族の転勤によってアメリカで暮らす事になった。
その為周りには誰も助けてくれる人がいない環境だった。
しかし、その中に一人の正義感が強いクラスメートがしんさんを事をかばってくれた。
しんさんはその行為を受け、自分自身も誰かを守ってあげれる存在になろうと決意した。
けれど、実際はそんなに甘くはない。
しんさんが遭遇した、女性が暴行されている現場。
ここでしんさんがとった行動。
助ける事ができなかった。
自分は助けてもらったし、誰かを守れる存在になろうと決めていたのに。
それでも実際にその場に立つと、誰かを助けるなんて事がそんな簡単にできるわけもなかったというのをしんさんは知ってしまう。
もやもやが残る気持ちのまま時はすぎる。
けれど、そんなしんさんに転機が訪れる。
ホンジュラスの少女との出会い
大学に進学したしんさん。
友人から誘われたホンジュラスへの孤児院ボランティア活動。
しんさんはこのボランティア活動へ参加する事に。
このボランティア中に出会った一人の少女カルメンちゃん。
彼女はスラムに暮らす少女で、オレンジを売り歩いている女の子。
しんさんは、彼女から出会うたびにオレンジを買い、そこから親子のような絆が生まれ、一枚の手紙をもらいます。
手紙にはそう書かれていました。
そしてその手紙に書かれていたのがこちら
これはカルメンちゃんが願った屋根のある家。
カルメンちゃんが暮らしていたのはスラムにある段ボールでできた家。
カルメンちゃんの願い、それはスラムで暮らす全員の想い。
屋根のある家で暮らす事。
それがカルメンちゃんの願い。
それがスラムで暮らす人の願い。
それを受け取ったしんさん。
なんで僕に頼んでいるのか、僕にそんな事はできるはずがない。
そう考えていたしんさんの中に浮かび上がった過去の記憶。
目の前で助けを求めている人がいたにも関わらず
それを思い出した時、しんさんはもう後悔したくないと思った。
何もやらずに後悔するなら、やってから後悔しよう。
そうしんさんは心に決めた。
しんさんの活動は広がっていく
ボランティアから戻ったしんさん。
しんさんは昼夜問わずアルバイトと募金活動を開始した 仲間とともにNPO法人SHH(Students Helping Honduras)を立ちげる。
しんさんの活動は多くの学生に知れ渡った。
そして、増えていくメンバー。
しんさんが立ち上げたNPOはどんどん有名になり、いつの間にか3000万円のお金を集める事ができた。
そして2006年。
そのお金を元に、しんさんはホンジュラスに土地を購入。
そして、そこで暮らす人たちと一緒に村を一から作り始め、3年後ソレアダ村が完成。
しんさんの活動は多くの人に知れ渡り…
CNNで放送されている、「ラリー・キング・ライブ」に出演する事になった。
CNN Heroesという社会のために尽くす人々にスポットを当てた番組で、世界中に放映された。
その結果、しんさんの取り組みを知った世界中の人たちから募金が集まるようになった。
しんさんはホンジュラスにソレアダ村を作っただけではなく、2011年、しんさんわずか27歳の時に孤児院も設立。
そして、しんさんは新たな取り組みを開始。
しんさんの新たな取り組み
学校建設。
しんさんは自らも一緒になり、ホンジュラスの様々な村で学校を建設している。
ホンジュラスの子供は学校に行かなければ、ギャングになるしかない。
銃やナイフを持つよりも、鉛筆や消しゴムを持った方がいいに決まってる。
それがしんさんの想い。
きちんとした教育こそが、ホンジュラスの貧困問題・犯罪などを解決する事ができる。 それがしんさんの考え。
しんさんが今までに建てた学校はすでに20校になる。
そして、将来ホンジュラスに1000校の学校を建てるというのがしんさんの夢。
子供達はみんなしんさんの事をお父さんと慕っている。
僕が大好きなしんさんの言葉。
『人生というのは意味がないのかな。
なんなんだ?って思ってた。
ずっとずっと考えていて。
生きる意味ってのはなんなんだ。
ホンジュラスにきて意味がわかりました。
世界は人間誰でも変えれるものなんですね。
だから少しくらいはいい方向に変えようかなって。
いい方向に変えられればいいなって思って。
ホンジュラスで頑張ってます』
藤山森さんのNPO法人 《Students Helping Honduras》
Students Helping Hoduras Instagramアカウント
一ヶ月4ドルの募金や実際に現地でのボランティアを常に募集しています。
興味のある方は是非サイトをのぞいてみてください。
英語が不安な方などは僕に直接連絡いただければ、藤山森さんを紹介させていただきます。
すでに何名かの方がホームページを見て直接連絡をしてくださっていたり、僕へ連絡をしてくださってきています。
ホンジュラスの治安に関して心配な方も、僕よりしんさん達に伺った方がよいと思うので、興味があれば是非ご連絡を。
必ず皆さんに好きになってもらえる人です。
是非、しんさんに会ってみてください。
ピースボート地球一周の船旅
無料で資料請求はこちら!