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エジプトにあるキリスト教に触れる!!オールドカイロを無料で観光しよう!!

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エジプトに訪れたら必ずと言っていいほど立ち寄るのが首都のカイロですね。

カイロを拠点にして、ピラミッドやスフィンクスを見に行く方が大勢いらっしゃると思います。

 

けど、大半の方は有名な見所を見終わってしまうとカイロを立ち去ってしまうんです。

カイロにはまだまだ見所があるのに。

 

そんな訳で、今回はカイロにあるオールドカイロと呼ばれる場所を紹介したいと思います。

 

1)オールドカイロの場所

まず、オールドカイロの場所ですが地図でいうとこの辺りになります。

 

左側に見えてるギザというのはピラミッドのある地域になるのですが、オールドカイロとピラミッドは離れてるので同じ日に行くのはあまりオススメではありません。

 

このオールドカイロへ行くには、地下鉄を利用してもらう事になります。

 

こちらのMar Girgis(マルギルギス)というのが最寄駅。

カイロの地下鉄は2018年2月現在3路線。

Mar Girgis駅は縦に伸びているブルーラインに乗る必要があります。

 

地下鉄のチケットは2ポンド(2018年1月現在)と非常に安いので、カイロ市内の移動にはとても便利です。

 

このオールドカイロにはコプト教と呼ばれる、エジプト内におけるキリスト教の建築物が多く建てられており、教会を数カ所巡る観光となります。

 

それでは、Mar Girgisを降りてからのオールドカイロオススメスポットを紹介していきます。

 

2)ムアラッカ教会

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改札を出て右側へ行くとあるのがムアラッカ教会です。

英語名だとHanging Churchとなっているので、検索時には英語名を入れる方が良いです。

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非常に新しい教会のように見えるのですが、この教会地区の中ではもっとも古くからある教会の一つと言われています。

この教会は内部が木造の作りになっているのが見所。

 

そして、天井が船底のような形をしているのはそれはわざと旧約聖書に登場する“ノアの箱舟”を模しているんだそうです。

 

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ムアラッカ教会の横にこんな壊れかけのものがあるんですが、これ実は“バビロンの塔”と呼ばれるものの跡。

旧約聖書に出てくるものとは違うのですが、ここにはローマ時代、バビロンの要塞があったそうです。

 

ムアラッカ教会は、バビロンの要塞跡地に建てられたって事なんですね。

 

3)聖ジョージ教会

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先ほどのムアラッカ教会から北側へ歩いて数分の場所にあるのが聖ジョージ教会。

この教会は建設年が10世紀になりますが、現存してるものは1904年に修復されたものなので新しく見えます。

 

特徴としてはこの円形になってる所。

エジプトにある教会の中では唯一の円形教会なんです。

 

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教会の中に入るとこういった洞窟のような作りの場所が出てきます。

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こういったくぼんでいる場所に、コプト教の方がお祈りを書いた紙を挟んでいるんでしょうか。

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教会のドーム型になっている建物の中はこのようになってます。

ヨーロッパにある教会の内部と比べると、どこか落ち着いた感じがするのも良いです。

天井にはイエスキリストの絵が描かれているのでそちらもお見逃しなく。

4)聖セルジウス教会

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聖ジョージ教会を出て少し北側へ行くと右側に階段があります。

それを降り、まっすぐ進んでいった場所にあるのが聖セルジウス教会。

位置的には聖ジョージ教会の東側になります。

 

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こちらの教会なんですが、もともとこの教会の下には洞窟があったそうです。

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その洞窟ですが、イエス・キリストがまだ赤ん坊だった頃、母マリアと一緒にエジプトへ逃げてきた際に隠れていたという場所なんだそうです。

 

そんな洞窟の上に建てられた教会…

キリスト教やコプト教の方々からすると、感慨深い場所なんでしょうね。

5)ガーマ・アムル

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先ほどまで紹介していたのはコプト教なんですが、こちらはイスラム教の建築物となります。

Mar Girgis駅を出て、左側に500mほど進むと土産物屋の市場があるので、それのさらに北側にガーマ・アムルはあります。

 

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こちらのガーマ・アムルなんですが、アフリカ大陸で最初のイスラム寺院なんですって。

エジプトだけじゃなく、アフリカ大陸全部でというのがすごいですね。

 

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こちらはモスクなので、靴を脱いで入る事になります。

入り口には靴を預かってくれる場所があるので、中を歩くときに靴を持ち歩きたくない方は預けると良いです。

帰る際には1ポンド程度お礼として渡せば大丈夫。

 

靴は預けなくても大丈夫ですが、帰り際に“バクシーシ”を求められる 事があります。

バクシーシは施しという意味で、お金を持っている人は貧しい人にお金をあげようという考え方の事で、エジプトを旅しているとよく耳にします。

 

もちろん、渡してもいいし、渡さなくてもいいですが、それなら最初から靴を預けて最後にお金を渡す方が気持ちいいんじゃないかと僕は思ってます。

 

例外)コプト博物館

先ほどまで紹介していた建物には全て無料で入る事ができます。

ただし、この地区での一番の見所はコプト博物館と呼ばれる場所です。

 

こちらは入場料がかかりますので例外にしてます。

  • 大人 100ポンド
  • 学生 50ポンド
  • 撮影料 50ポンド

※2018年1月の料金ですが、改定される可能性は高いです。

 

他の国では見る事ができない、コプト教のフレスコ画や彫刻、記念碑などが飾られています。

ヨーロッパでは見かけない絵画なども置かれているので、キリスト教に興味がある方は入ると面白いかもしれないですね。

 

オールドカイロへ行こう!

オールドカイロですが、こういった歴史的な建築物もたくさんあるんですが、エジプト人の方も大勢暮らしていらっしゃる地域もあります。

 

カイロのダウンタウン地区は非常に騒々しく、車と人で溢れかえってるのですが、オールドカイロ地区はとてもゆったりとしています。

 

ぜひ、教会やモスクだけを見て帰るのではなく、街中を歩いてエジプト人の方の暮らしを垣間見てくださいね。

 

ガイドブックにはコプト教の事も詳しく掲載されています。

 

旅の持ち物に悩んでる方はこちらの記事をご覧ください。

www.tabimarusho.com

 

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