イタリアで最も有名な都市といえば、やはり“ローマ”をあげるしかありませんね。
イタリアだけでなく、ヨーロッパを代表する観光都市として知られているローマは見所も非常に多く、様々な場所を訪れようと思うととっても1日じゃたりない…
って思っている方多くないですか?
おそらく、訪れる前はそう考えるんですよね。
けれど、実際に訪れてみるとほとんどの有名な観光地が非常に近いという事がよくわかるんです。
もちろんゆっくり観光したいって思っている方もいるでしょうし、そういう方は数日かけてローマを観光するのがオススメですが、超駆け足でヨーロッパを旅したいっていう方もいると思いますので、今回はローマ市内プラスバチカンまで含めて1日でまわってみたいと思います。
- 1)一発目はバチカンからスタート
- 2)スペイン広場へ移動
- 3)トレヴィの泉へ移動
- 4)パンテオンへ移動
- 5)ナヴォーナ広場への行き方
- 6)ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂へ移動
- 7)フォロ・ロマーノへ移動
- 8)コロッセオへ移動
- 9)真実の口へ移動
- 10)全ての道はローマに通ずる!けれど…
1)一発目はバチカンからスタート
バチカンへの行き方
最寄駅:Ottaviano-S.Pietro
ローマからは地下鉄が走っています。
A線のOttaviano-S.Pietro駅を下車すれば、もうそこはバチカンとなります。
早速イタリア国外に出てしまいました。
バチカンは国全体がユネスコの世界遺産に指定されています。
唯一、バチカンだけがローマの様々な観光地から外れてしまっているんですよね。
なので、朝一にバチカンへ行ってしまうのが良いかもしれません。
サン・ピエトロ寺院の場所
中でも最も有名なのがサン・ピエトロ寺院と呼ばれる寺院。
ローマカトリック教会の総本山となっております。
こちらのサン・ピエトロ寺院は是非訪れていただきたいです。
時間に余裕がある方は、バチカン美術館やシスティーナ礼拝堂を訪れると良いかもしれません。
サン・ピエトロ寺院には上に登る事ができる塔があって、塔に登るのは足だと6ユーロ、エレベーターだと8ユーロとなっています。
上からみるとこんな景色が広がっています。
是非、塔に登って上からバチカン、そして奥に広がっているローマの景色を眺めてください。
2)スペイン広場へ移動
スペイン広場への行き方
最寄駅:Spagna
バチカンからは再び地下鉄に乗りSpagna駅まで行きます。
降りてからは徒歩で3分程で到着。
スペイン広場の場所
こちらがスペイン広場になります。
この噴水が目印だと思っていただければ。
この噴水の奥にある階段に見覚えがある方がひょっとしたらいるかもしれませんね。
この階段は、映画《ローマの休日》でオードリー・ヘプバーンが王女を演じジェラートを食べた場所として非常に有名です。
ここでジェラートを食べながら座ってお話してる人たちは、きっとオードリー気分のはず。
3)トレヴィの泉へ移動
トレヴィの泉への行き方
最寄駅:Spagna
最寄駅は先ほどのスペイン広場と同じSpagnaになりますので、徒歩で移動ができます。
徒歩10分以内で移動できますので、公共交通機関に乗る必要はなしですね。
トレヴィの泉の場所
やはりトレヴィの泉といえばコインを投げ入れる事でよく知られていますね。
僕もばっちり投げてます。
実はこれ二回目なんですよね。
トレヴィの泉にコインを投げ入れる事にはある理由があるんです。
それがこちら
後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なるとされる。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われる。
from wikipedia
って事で、僕は最初の一回目訪れた時に一枚投げ入れた事で二回目訪れる事ができたっていう解釈になるんですよね。
もちろん、二回目に訪れた時は二枚投げ入れてます。
これで、僕は大切な人と永遠に一緒にいる事ができる…はずです。
だって一回目の願いが叶ってるもん!!!!
4)パンテオンへ移動
パンテオンへの行き方
最寄駅:Berberini もしくは Spagna
最寄駅はBerberiniという駅なんですが、トレヴィの泉から歩いていけます。
こちらも徒歩10分以内で移動できるので、公共交通機関に乗らなくても大丈夫ですね。
パンテオンの場所
こちらがパンテオン。
「パンテオンを見ずしてローマを去る者は愚かなり」という言葉があるほどローマの街、歴史、市民にとって重要な建築物になるんですって。
あまり知られていないんですけど、これを聞くと見ておかないといけない…って気になりますね。
特に見所なのがこの上にあいてる穴。
直径9メートルにもなるこの穴なんですが、雨が降っても中に入ってこないということで有名なんですよ。
というのも、穴があると堂内の空気は上昇するように流れていくので、上昇気流により降り注ぐ雨は細かくなって外に飛ばされちゃうんだそうですよ。
2000年以上前の建築技術…恐るべし…
5)ナヴォーナ広場への行き方
ナヴォーナ広場への行き方
最寄駅:Berberini もしくは Spagna
こちらも最寄駅はパンテオンと同じくBerberini駅になるんですが、パンテオンから徒歩で充分歩けます。
およそ6分程度で歩けちゃうので、ジェラートでも食べながら歩いてください。
ナヴォーナ広場の場所
こちらがナヴォーナ広場。
見所はこの噴水です。
ナヴォーナ広場には三つの噴水があるのが特徴。
けど、この広場元々は1世紀後半に造られた3万人の観客席をもった競技場なんですって。
街中を歩いてるだけで、こういう歴史的な建築物がゴロゴロしてるのを観れるのがローマの楽しいところですね。
6)ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂へ移動
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂への行き方
最寄駅:Ara Coeli/piazza Venezia(ヴェネツィア広場)
ナヴォーナ広場からはバスに乗る必要があります。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂は地下鉄の最寄駅がなく、Piazza Venezia・ヴェネツィア広場と呼ばれる場所が最寄のバス停になります。
ナヴォーナ広場から徒歩2分の場所にあるZanardelliというバス停から“30,70,81,87,492,C3”の中のどれでもいいので乗車。
バスで10分程で到着します。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の場所
ここがヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
ってか、もうこのカタカナの名前いい加減タイプするの嫌になってきた。
せっかくやったら訪れてもいいかなっていうぐらいの場所です。
こんなんゆーたらあれですけど優先順位低め。
ついでといえばついでです。
次に行く場所のための…
7)フォロ・ロマーノへ移動
フォロ・ロマーノへの行き方
最寄駅:Colosseo
地下鉄だとColosseo駅になるんですが、先ほどのカタカナ書くのも嫌になる場所から徒歩ですぐにいけちゃいます。
徒歩5分くらい。
フォロ・ロマーノの場所
さっきのところのすぐ裏です。
めっちゃ簡単にいける。
やはり絶対に外せないです。
これは絶対に外すともったいない。
特に聖闘士星矢を見ていた人はここを訪れると涙が出るかもしれません。
歴史の云々はガイドブック見てください。
僕は一切読んだことありません。
だって、聖闘士星矢の事を思い出すだけでテンションがマックスになりますからね。
それだけで充分だ!
8)コロッセオへ移動
コロッセオへの行き方
最寄駅:Colosseo
フォロ・ロマーノからは徒歩10分くらいで歩いていけちゃいます。
コロッセオの場所
絶対に外せない場所がコロッセオ。
ローマまで来てコロッセオに行かずに旅を終えるなんて事したくないですよね。
コロッセオはご存知の方も多いと思いますが、皇帝がローマ市民を手懐けるために提供した娯楽施設なんですよね。
まぁ、その娯楽っていうのは戦いなんですけども。
100日間連続で競技を開催し、この間に9000頭の猛獣と2000人の剣闘士が命を落としたと言われています。
コロッセオには地下があり、現在はその地下も上から見る事ができます。
地下ではライオンなどの猛獣が檻の中に入っていて、手動のエレベーターで闘技場まで運ばれていたんですって。
すげーなローマ帝国。
お得なチケットの存在
コロッセオとフォロ・ロマーノ、そしてパラティーノの丘(フォロ・ロマーノのすぐ近く)の三箇所には共通チケットが存在してるんです。
コロッセオのチケット購入は時々ものすごい列になっているんで、フォロ・ロマーノかパラティーノの丘で共通チケットを購入するのがオススメ。
料金:12ユーロ
9)真実の口へ移動
真実の口への行き方
最寄駅:Circo Massimo
最寄駅はCirco Massimoという駅ですが、コロッセオからは徒歩でもいけます。
だいたい15分から20分といった所でしょうか。
けど、ここまできたらもうクタクタっていう方はcolosseo駅から一駅ですので地下鉄に乗ってもいいかもしれません。
真実の口の場所
真実の口で検索しても場所は表示されるんですが、正確に言うとここは“サンタ・マリア・イン・コスメディン教会”という名前の教会になるんですよね。
教会の中にある廊下に飾られているのが“真実の口”なんです。
いつも行列ができてますので、口に手を入れたい方は行列覚悟で並んでください。
写真撮影に関しては、自分の後ろにいる人に撮影してもらう事になります。
ですので、私たちも誰かの写真を撮ってあげる事になります。
カメラを突然渡されると思いますが、数ショット撮影してあげてくださいねー!!
10)全ての道はローマに通ずる!けれど…
実はこのルート朝の9時に出発して、夕方の18時には観光を終了するというルートになってるんです。
まず、公共交通機関に乗車するのはたったの3回(もしくは4回)だけなんです。
それ以外は徒歩でまわれるのがローマの魅力。
他の都市ではこんな風にはいきません。
東京を思い出していただければわかると思いますが、あちこちに点在した観光名所をたった1日で回りきるなんて無理ですよね?
けれど、ローマではそれができてしまう。
ほとんどの観光地は徒歩でまわれる場所にあるんです。
しかし!!!!!
ローマで絶対に気をつけてもらいたい事があります。
それがスリ。
ローマは非常にスリが多い。
僕もローマからバチカンへ行く地下鉄の中でやられかけました。(カバンに手を突っ込まれてたけど、ドアに反射して盗もうとしてるのが見えたので防ぐ事ができた)
ですので、基本的には人ごみの中ではカバンを体の前に持ってきた方が安全です。
そして一人で観光をしていると、かなり声をかけられます。
実は彼らは声をかけてどこかへ連れていく、もしくはお金をもらうのが目的ではなく、声をかけて少し話をしている間に別の人間がこっそり財布を抜き取っていく事が目的なんです。
ローマだけではありませんが、一人旅をする時は十分気をつけてくださいね!
かなりハードなスケジュールかもしれませんが、一応ローマの主要観光地は1日でまわれるんです。
もちろん、今回紹介した場所以外にもローマの魅力はたくさんありますので、数日ローマに滞在するのがベストだとは思いますが、あまり時間がない方は僕が紹介したルートを参考にしてみてくださいね。
ローマだけのガイドブックもあるんですね。
もちろんイタリアのものもあります。