TABIMARU.com

世界5周中の情報系旅人が綴る、世界や旅の情報あれこれ〜たまに恋〜

『人生に遅すぎるなんて事はない』〜日清創業者、安藤百福氏から学んだ大切な事〜

f:id:tabimarusho:20180328203242p:plain

僕は今年38歳になるんです。

旅に出た時は

『もっと早くに旅に出たらよかったな』

なんて思ったりもしたんですが、今はそんなに思わない。

 

早く旅に出てれば経験できた事もあったかもしれないけど、33歳になってから旅に出たから経験できた事だってある。

 

だから僕は、今のこの状況に満足してる。

 

出発するのは何歳だっていい。

そんな風に思った。

世界中、どこにだってある食べ物

今や、世界中旅をしててもどこにいっても見かける食べ物があります。

それが“インスタントヌードル”

本当に世界中どんな場所にだってあります。

 

発展途上国では袋に入った即席麺。

先進国ではお湯を入れてレンジに入れたらできるカップ麺。

 

ラーメンのようにスープが入ったものだけじゃなく、汁を捨てるタイプのものまである。

ついているソースは焼きそばソースではなく、チキン風味の粉。

めちゃくちゃ美味しい訳じゃないけれど、野菜を加えたりお肉を入れたり自分で好きにアレンジができるし、値段も非常に安いのでバックパッカーの人はみんな一度はお世話になってる。

 

f:id:tabimarusho:20180328193157j:plain

アイスランドでオーロラが出るのを待ちながら食べたカップラーメン美味しかったな。

 

知ってる人も多いと思うけど、インスタントヌードルを最初に発明したのは日本。

今も、インスタントヌードル業界をリードしてるあの会社です。

 

日清創業者、安藤百福

世界中、様々な国で食べる事ができるインスタントヌードル。

一番最初に発明したのは日清の創業者でもある安藤百福さん。

 

最初に作ったのはチキンラーメンでした。

器にラーメンを入れて、お湯をかけて3分待つスタイル。

f:id:tabimarusho:20180328194141j:plain

卵を乗っけると美味しいんだよねぇ

 

そして、その後カップヌードルが誕生します。

このカップヌードル誕生に関して知ってる方はいますか?

 

カップヌードルはチキンラーメンをアメリカに輸出した事がきっかけで誕生したんです。

アメリカで人気になったチキンラーメンですが、アメリカでは丼も箸もありません。

その為、チキンラーメンを小さく割ってコップに入れてお湯に注いでフォークで食べていたんだそう。

 

それを知った安藤百福さんが

『最初からコップに入ったラーメンを作ればいい』

と思い、カップヌードルが誕生。

f:id:tabimarusho:20180328200738j:plain

僕が好きなのはシーフードヌードルのクラムチャウダー味

 

それが今や世界中、どこでも食べれるんですからね。

非常食としても大活躍。

そして美味しいし。

 

本当に安藤百福さんに感謝です。

美味しいラーメンを世界中で食べれるのは安藤百福さんのおかげです。

バックパッカーは安藤百福さんのお墓に足を向けて寝れません。

 

安藤百福さんの功績から二つの事を学ぶ

遅すぎる出発なんてない

安藤百福さんがチキンラーメンを開発したのは48歳の時です。

そして、カップヌードルを開発したのは61歳。

 

遅いって思われるかもしれないですね。

確かに、あの当時であれば非常にクリエイティブな商品ですし、もっと若い時に思いついて開発したって思ってもおかしくない。

 

けれど、実際は48歳と61歳なんです。

なかなかの高齢。

 

安藤百福さんはこんな名言を残しています。

即席めんの開発に成功した時、私は48歳になっていた。遅い出発とよく言われるが、人生に遅すぎるということはない。50歳でも60歳からでも新しい出発はある

『魔法のラーメン発明物語』より

人生に遅すぎるなんて事はないんです。

何歳から出発したっていいんですよ。

 

人生80年時代なんて言われてます。

そう考えれば、60歳で出発しても20年もある。

生まれてから成人するまでの時間が残ってる訳ですよ。

 

問題は『出発するのが遅かった』と自分でブレーキを踏み、そこで出発するのを諦めてしまう事。

 

遅すぎるなんて事はないんです。

どこにチャンスが落ちてるかわからないが、全ては繋がってる

アメリカと日本の食文化の違いによって生まれたカップヌードル。

これは非常にラッキーだったビジネスチャンス。

 

違いがあるという事は、そこにビジネスが生まれるチャンスでもある。

相手の文化をこちらの文化に変えてしまうのではなく、相手のニーズにあわせたものを開発する。

結果的にそれがウケれば、またどこかの国で新しい文化に触れて、さらなる開発に繋がる。

 

どこにチャンスがあるかなんてわからないものです。

僕も旅を長くしていますが、今もこうやって旅を続けていれるのは旅にはいろんなチャンスがあったから。

そして、チャンスを掴もうとしたからです。

失敗もありますし、失敗した場合は金銭的な損失も出てたりしますが、成功した事もありますし、結果的に成功してる方が多いから今も旅をしてる訳ですし。

 

そして、そのチャンスは自分自身が過去にやってきた事に繋がっているものです。

苦労をしてチキンラーメンを開発したという過去があるから、安藤百福さんはカップヌードルへのチャンスにつなげる事ができた。

 

どんな成功にも、過去に経験した事や努力は繋がっているという事を知ってもらいたいです。

今の経験や努力が成果を出すのは、今すぐじゃないかもしれません。

ただ、ひょっとしたらその経験や努力は、もっと先のチャンスへと繋がっている可能性があるんです。

 

先日とある話がTwitterで話題に

Twitterをやってる方はご存知かもしれませんが、つい先日こんな内容が流れてきました。

本当にその通りです。

 

何も偉大なる発明をしようなんてことじゃありません。

40歳、50歳になって世界的に大ヒットする発明をしてやるぞ!

って思う必要は別にないんです。

 

バイオリンを60歳から始める。

それだけだって充分自分の人生を豊かにする。

そう僕は思うんです。

だから、年齢が理由で何かを諦めるなんて事はこの先絶対にやりたくない。

 

日清を食べて出発しよう

今、僕のブログの読者の方は20〜40代くらいの方が多いようですが、出発するのは何歳だって遅くないです。

むしろ、出発しない事がもったいない。

 

みなさん、まだ人生の半分くらいしか生きてないんですよ。

20代の方なら半分以下です。

まだまだ先は長い。

 

それなのに『あれをやってみたかった』なんていう台詞をいうのは早すぎます。

 

ぜひ、カップヌードルでも食べて安藤百福さんの気持ちを噛みしめてみてください。

『こ…これを61歳で発明…俺、なんかできる気がする』

そういう風に思える事でしょう。

たまに食べたくなるのがチキンラーメン。 卵ポケットができたのってすげー発明だよね。

一番美味いカップヌードルとして知られてるのがこのトムヤムクン。

圧倒的におすすめな5種類4個ずつセット。

毎日の気分に合わせて選べる12種類セットとかもう神か。