ウクライナには数多くの修道院が存在します。
修道院内では現在でも多くの方が、勉強をされており、信者の方も毎日大勢教会を訪れ祈りを捧げています。
今回僕は、生神女就寝ポチャイフ大修道院(以下ポチャイフ修道院)を訪れてきました。
ポチャイフ修道院はただの修道院じゃありません。
大修道院なんです。
大修道院と名乗れる修道院は世界で四つしかないそうです。
そのうちの一つがこのポチャイフ修道院。
ネットで色々情報を調べたのですが、行き方などは載っているもののあまり情報が多くないように思ったので、実際に行った行き方や、感想、超激レア情報をまとめます。
- 1)ポチャイフ修道院はどこにあるの?
- 2)ポチャイフ修道院へはどうやっていくの?
- 3)ポチャイフ修道院の観光に関して注意事項
- 4)ポチャイフの街に関して
- 5)ポチャイフ修道院で宿泊ができる
- 6)ポチャイフ修道院で泊まる方法
- 7)美しいポチャイフ修道院の写真を紹介
- 8)あまり知られていない名所を訪れてみよう
1)ポチャイフ修道院はどこにあるの?
ポチャイフ修道院の場所はここ。
ウクライナの西部にある世界遺産の都市【リヴィウ】の近くになります。
ポチャイフという街が存在し、その中に修道院がたっています。
ポチャイフは非常に小さな街ですが、ポチャイフ修道院が一般人にも公開されているという事で現在は観光地となっています。
2)ポチャイフ修道院へはどうやっていくの?
【リヴィウから】
リヴィウのバスターミナルからポチャイフ行きのバスが出ています。
片道2時間〜2時間半程度。
日帰りも可能。
多くの方が使うのがこちらのルートになります。
【リヴネから】
今回僕はこのルートで行きました。
リヴネは愛のトンネルの拠点になる街です。
そのため、愛のトンネルを見たいと思っている方はこちらのルートがオススメです。
リヴネのバスターミナルがここ。
午前8時台から1時間〜2時間おきぐらいにバスが出ています。
僕が乗ったのは午後11時30分頃のバスでした。
前日にバスターミナルへ行き、あらかじめ時間を聞いてチケットも購入していました。
リヴネからポチャイフは一見そこまで遠いように見えないのですが、どうやら大きくまわり道をするようで、到着したのは午後3時前でした。
およそ3時間の道のりをエアコンなし、悪路、バスではなくミニバンで揺れがひどい、というなかなか厳しい条件での移動となりました。
楽々快適に移動するのは難しそうですね。
3)ポチャイフ修道院の観光に関して注意事項
【服装に関して】
まずは入場時に服装のチェックがあります。
男性は丈の長いズボンが必要です。
僕はたまたまクロップド丈のパンツだったのですが大丈夫でした。
タイパンツを履いてる友人も大丈夫でしたので、ひざ下丈であれば問題ないのかもしれません。
ただ、念のため長ズボンを推奨します。
女性も同様に短い丈のパンツやスカートを履いてる人はいませんでした。
おそらく長いスカート、もしくはズボンが必要と思います。
それと、観光客がまったくいなかったので定かではありませんが、女性の方はひょっとすると頭に布のようなものを被る必要があるかもしれません。
ポチャイフ修道院内にいる方は全員頭を布で隠していました。
念のため、スカーフのようなものを持参された方がいいかもしれません。
【写真撮影に関して】
修道院にある大聖堂内は一部のみ撮影可能です。
メインの大聖堂内は写真不可となっています。
入り口にも書かれていますので注意してください。
外観はすべて写真撮影が可能でした。
【信者の方以外入れない場所がある】
修道院内にはいくつか建物があるのですが、どれでも入れるという訳ではありません。
基本的にはドアがあいて中が見えている場所のみが入れると思ってもらった方がいいかもしれません。
一般的な教会では、ドアがしまっているけれど鍵はかかっておらず、信者ではない観光客も入ることが可能な場合がほとんどですが、ポチャイフ修道院内の建物は鍵が開いているし、人はどんどん入っていくけれど、観光客(おそらく信者であれば大丈夫)は入れないという場所があります。
ドアがしまっている場所にどんどん人が入っているからといって、自分たちも入れるという訳ではありませんので注意してください。
4)ポチャイフの街に関して
ポチャイフは非常に小さな街です。
ですが、宿泊施設はありますのでゆっくり観光をしたい方はポチャイフの街で宿泊することも可能です。
小さな商店やカフェもありますので、旅で困ることはないでしょう。
ただし、飲食店が非常に少ないです。
僕が見た限り、夜も開いてる飲食店は2件ほどでした。
5)ポチャイフ修道院で宿泊ができる
【部屋が破格の値段なのに超豪華】
実は、ポチャイフ修道院は一般人の観光客が宿泊できる施設があるんです。
ポチャイフ修道院を訪れている多くの方は日帰りではなく泊まっていくようです。
これが外観。
まるでホテル。
レセプションで予約していた名前を伝えれば案内してもらえます。
部屋はこんな感じ。
普通にホテルみたい。
トイレもシャワーも備え付けられてるし
リビングみたいな場所だってある。
これでお値段たったの1部屋450フリヴニャ。
日本円に換算するとたったの2000円です。
ここは4人部屋なので、4人で宿泊した場合一人当たり500円です。
もはや普通に宿に泊まるよりも安いってどういうことですか。
【食堂が超安い】
ここは食堂。
なんとなく学食やフードコートを思い出しますね。
食べ物はオーダーするのではなく、ズラーッと並んでいるものの中から好きなものを選んでお皿に盛ってもらう方式です。
野菜やお肉、お魚なんかもいろいろあります。
スープも飲み物もデザートもある。
今回僕はこの3種類を選びました。
カリフラワーと茄子と人参の甘辛い炒め物
マッシュポテトのようなもの
ズッキーニをくり抜いてひき肉をいれて焼いたもの
これでお値段たったの25フリヴニャ。
100円です。
めちゃくちゃ安い。
むしろ外で食べるよりも圧倒的に安い。
食堂は2部制となっています。
朝9時から夕方4時まで。
夜8時から夜10時まで。
※シーズンによって変更される可能性ありです
夜8時に訪れた時は行列になっていましたので、少し早めに行くのが良いかもしれません。
6)ポチャイフ修道院で泊まる方法
実は、今回僕は偶然ポチャイフ修道院で泊まれるという情報を目にしたんです。
英語で検索をしていてそういった情報があったので、日本語で検索をしてみました。
けれど一切日本語での情報や宿泊をしたという人のブログなどはあがってこなかった。
もしかしたら、僕が初めて泊まった日本人なのかもしれません。
誰でも泊まれるんですが、少し複雑なので皆さん諦めてしまっているのかもしれません。
宿泊予約は電話で行う必要があります。
宿泊する10日前に電話をかけ、宿泊する人の名前と人数、日付を伝えます。
バウチャーのようなものはメールで送られてくることはありません。
宿泊予定日の2、3日前に再び電話をし、最終確認を行う必要があります。
当日、予約している代表者の名前を伝えればオッケー。
そこまで難易度が高いようにも思わないのですが、問題はこれをロシア語、もしくはウクライナ語でしないといけないという事です。
ウクライナは英語がほとんど通じません。
若い方でも通じない場合がほとんどですので、修道院でも英語を話せる方はほぼいないんです。
【どうしても宿泊をしてみたいという方へ】
僕は今回ロシア語を話せる友人がいたので、その友人に予約をしてもらいました。
日本人が宿泊するという事に関してはまったく問題がなかったようです。
という事は、友人でロシア語を話せる方はチャンス。
その方に予約をしてもらえばいいんです。
けれど、そんな友人がいないという方。
そういった方は、ウクライナ、もしくは近隣諸国でロシア語かウクライナ語を話せる友人を作ってしまえばいいです。
友人ではなくても、宿のレセプションが英語を話せるのであればその方にお願いをしてみるという方法でも良いかもしれません。
言葉が話せないからといって、可能性はまったく0ではないので、ぜひ挑戦してみてください。
7)美しいポチャイフ修道院の写真を紹介
8)あまり知られていない名所を訪れてみよう
今回紹介したポチャイフ修道院ですが、世界一周をしている人もあまり訪れた事のないような場所になります。
ましてや宿泊をしている人なんてほぼいません。
そういった場所へ訪れてみるのって、なんだかワクワクするもんじゃないですか?
実際、ポチャイフ修道院は素晴らしい建築物ですし、一見の価値があります。
行く事は誰でもできますし、宿泊する事も努力すればできる。
そういった経験を通じて、どんどん旅が好きになるっていう事もあるはず。
まだバックパッカー慣れしていない方は、旅人育成企画“タビイク”で旅の仕方を学んでからというのも良いかと思います。
タビイクHPはこちら▶︎タビイク公式ページ
ぜひ、皆さんの旅を楽しんでください。