最近、旅人の中で大変話題になっている国があるんです。
それはモンゴル。
以前まではそこまで多くの旅人が訪れているというイメージではなかったのですが、モンゴルの大自然が凄まじいという事が有名になり、モンゴルを訪れる人が現在急増しているんだそうです。
そのモンゴルで僕は運が良くモンゴル最大のお祭り“ナーダム”に参加する事ができたんです。
ナーダムは夏場の数日間、モンゴル全土で行われている祭なのですが、最も有名なウランバートルではなく、少し田舎町のハラホリンという場所で見てきました。
今日はあまり日本人の方が訪れた事のない祭“ナーダム”について紹介します。
ナーダムっていつあるの!?
ナーダムは毎年7月にモンゴルのあちこちで行われています。
一番有名なのはウランバートルで行われているナーダムで、毎年7月11日〜13日の三日間に渡って実施されています。
ウランバートルのナーダムは日本からのツアーもあるようですね。
ただし、ナーダムはモンゴル全土でそれぞれ期間を別にして行われているものですので、田舎の方へいけばウランバートルの日程とはまた違った日程で行われている場合もあり、今回の僕のように、まったく予定していなかったけれどナーダムが見れてしまうなんていう事もあるようです。
ちなみに僕が見たハラホリンでは7月22日から24日にかけてナーダムがありました(2016年)
モンゴルに行くなら一度は絶対に見たいモンゴル相撲!!
モンゴル相撲は日本の相撲とレスリングがまざったような競技だと思いました。
日本の相撲はまわしを巻いて競技を行いますが、モンゴル相撲では男性用のブリーフに色がついたような物を着用します。
そして前面は覆われおらず、背面だけを覆われている袖がついているベストのようなものをきて、頭には帽子をかぶっているというスタイルです。
競技者一名に対して一名の行事のような方が立ち会うので、競技をする時には2名に囲まれながら試合を行っています。
体型や年齢も様々で、日本の力士の方のように大きな体の方ばかりではありません。
その点がレスリングと似ていて、競技中にぐるぐると回りながら技をかけるというような戦法もあるようです。
どんな距離でも命中させるアーチェリー!!
50mくらいは離れてるんじゃなかろうかと思うほど、距離が離れた的であっても命中させてくるモンゴル人の方々。
まぢでびっくり。
なかなか当たらへんやろなぁって思ってたら、嘘みたいに次から次から当ててきます。
的が大きいわけでもないのに、ドンピシャで当ててくるモンゴル人の人たちは本気ですごかったです。
しかも、男性だけではなく女性の方も男性と同じ飛距離を飛ばしてくるっていうなかなかの腕力っぷり。
正式には男が75m女が60mも先にある的を狙うんだそうです。
的側には数名が配置されており、歌を歌いながら矢が飛んでくるのをまっていました。
主役は子供!!メインイベントはホースレース!!
ナーダムの期間中、何度か馬のレースが行われています。
日本の競馬とは違って、何十キロもの距離を走ってるんじゃないかなぁと思うくらい、スタートしてからゴールまでの時間がむちゃくちゃ長い。
なので、スタートの瞬間を見る事はできず、ひたすらゴール側で馬がゴールするのを待つのみ。
このレースの特徴なんですが、実は馬に乗っているのは全て子供なんです。
しかも10歳以下の子供達ばっかり。
中にはおそらく5歳くらいなんじゃないかと思う小さい子供もいます。
さすがモンゴルです。
ちいさい頃から馬に乗るという風習がしっかりあるので、子供もちいさい時から馬に乗って駆け回る事ができるわけですね。
モンゴル相撲よりもアーチェリーよりも盛り上がっていたのがこのホースレースでしたね。
ナーダムで絶対に食べたいモンゴル料理“ホーショール”
ナーダムの期間中以外でも、モンゴル料理のレストランで食す事ができるホーショールですが、ナーダムの期間こそホーショールを食べるというのがモンゴル流らしいんです。
ホーショールは小麦粉で作った生地の中にラム肉をいれて包んだものを、高温の油でカラッと揚げた物なんです。
なので、外はカリッとしていて、中にはジューシーなラム肉がどっさり。
ハラホリンではナーダムの期間中、会場のすぐ近くにたくさんのゲルが建てられ、その一つ一つがホーショールを出すレストランになっていました。
お店ごとに生地の感じやラムの切り方などが異なっているので、ホーショール巡りをするっていうのも良いかもしれません。
ただし、ラム肉が苦手な方は気をつけないと、結構ラム臭いホーショールも中にはあります。
僕が食べたものはまったくラム臭くなかったので、一緒にいたラム肉嫌いな方も食べる事ができてました。
夏はモンゴルへナーダムを見に行こう!!
ナーダムは毎年7月にモンゴルで行われているのですが、おそらくウランバートルの日程を皮切りに、その後様々な地方で行われてるのではないかと思います。
モンゴルにはたくさん小さな街や村があるので、その土地ごとで日程が異なっています。
なので7月にモンゴルを1〜2週間ほど旅すれば、ナーダムに巡り合う可能性が非常に高いと思うんですよね。
僕がナーダムを見たハラホリンには英語が通じるゲストハウスも存在してますので、メールで問い合わせをするというのも良いかもしれません。
ぜひ来年の夏はモンゴルを旅してみましょう!!!
船旅をしてみるっていうのもおすすめです。
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