僕は世界を3周しちゃってるんですね。
いや、それぞれ訳があって一時帰国をしているんですけども。
まず一度目は
鎖骨の骨折です。
折れちゃったのでオペするために帰ってきました。
二度目はパスポートがきれちゃいました。
パスポートは海外で申請できるんですが、せっかくだったらパキスタン行きたいなぁと思ったので日本に帰ってビザを取ることに。
そして三度目は保険がきれちゃいました。
海外の保険に加入するというのも可能だったのですが、もう残された予算が少ないのでクレジットカード付帯の保険を利用しようと思い、帰国しました。
まぁ、そんな色んな理由があって帰国をしている訳なんですが、僕は一時帰国肯定派なんです。
中には世界一周を始めたなら何が何でも一度も帰るもんか!
と考えている方もいらっしゃるのですが、僕なりに一時帰国をするメリットを考えてみたのでご紹介します。
気持ち的に一度リフレッシュができる
出展:healthil.jp
世界を旅していると、知らず知らずの間に精神的なストレスを感じることがたくさんあります。
例えば
言葉が通じていないけれどもなんとなく雰囲気で乗り切ってきたとか…
自分が思っていた値段と違うけれど、表示ミスを指摘できないからそのまま買ったとか…
Wi-Fiが遅くてYou tube見れないとか…
ONE PIECEの続きが気になってたまらんとか…
その場その場では
『まぁ、仕方ないか。いいやいいや』
って思っているけれど、それは隠れストレスになって蓄積されています。
その点日本に帰ってくると、そういったストレスが0です。
僕は一時帰国をしたら1時間で日本に馴染みました。
母国語で何もかもが通じる場所。
値段表示もわかりやすく無駄な出費もしない。
飯がうまい。電車が遅れない。
ONE PIECE最新刊が発売されればすぐに買える。
新刊出てた…出発前に読まないと…
こういった環境で一度リフレッシュすることによって、精神的にも楽になり、新しい気持ちで再出発を迎えることができるんです。
旅仲間との再会を日本でした時のシンクロ率が異常
僕は一時帰国をする度に旅先で出会った旅人とたくさん再会してるんです。
旅先で一度しか会ったことのなかった出会いだったとしても、帰国をした際に再び出会うと、そのシンクロ率の異常さに驚きをかくせません。
お互い無事に生還したんだという気持ちと、同じ時期に旅をしていたという仲間意識がもたらすものなんだと思います。
旅が長くなれば長くなるほど、同じ時期に旅をしていたメンバーは日本へと戻っていきます。
そんな時、日本に一時帰国をした際にみんなで集まると、同窓会をしているような気持ちになれるんです。
旅中に出会った回数や時間が大切なのではなく、同じ経験を共有したという事が重要なんだなぁと考えさせられました。
海外でとりにくいビザが日本なら簡単に取れる
これはかなり大きいです。
当初立てたルート通りに旅を進めれる人ってほとんどいないんですね。
旅の途中に誰かと出会って、行きたい場所が増えてくるものが通例です。
しかし、場合によってはビザが海外で取れない為に途中でルートに組み込めない国もあります。
例えばパキスタン。
パキスタンは僕が知っている限り、日本でしかビザをとる事ができません。
以前セネガルで取得ができたという情報がありましたが、現在はそれを取得した人がいるという話を聞かなくなりました。
パキスタンビザは東京で取得ができ、100円で申請が可能です。
そしてロシアビザ。
ロシアビザは以前はリトアニアで取得が可能という事を聞きましたが、先日僕の友人が取得をしに行った際、今度からロシアビザは日本でしかとる事ができなくなると言われたそうです。
また、モンゴルでも取得ができるそうですが、5日間のトランジットビザになってしまうそうで、ロシア滞在がものすごく短くなってしまいます。
日本で取得すれば、なんと無料で取れちゃうんですよ。
後はアメリカビザですね。
イランやスーダンに一度入国した方は、海外でアメリカ大使館に行き面接を受けるか、日本で面接を受けないとビザが発給されません。
僕はコロンビアでアメリカ大使館に面接のオファーをしようとしましたが、受付てもらえませんでした。
そういった場合も日本でビザを取得する方が確実に楽です。
とんでもないスピードで友達が増えて行く
この写真に写っている中の半分の方は僕が帰国をした時に出会った方達。
こちらにいたっては、おそらく3分の2以上がはじめまして。
帰国中、20人を超える集まりが何度あった事か。
日本には今から旅に出たいと思っている方が非常にたくさんいます。
そういった方たちにとって、僕のような旅の途中のバックパッカーは旅の情報を聞き出す事ができたり、旅へのモチベーションをあげる事ができる人物のようです。
世界の事を色々と聞いてきてくれる、今から世界へ行く方たちの目はとてもキラキラとしており、僕も世界一周へ行く前の気持ちを思い起こす事ができます。
それぞれのタイミングで一時帰国をしたからこその出会いがたくさんあり、友人になる事ができたんだと思います。
なので、僕の一時帰国は全てがベストタイミングだったと思うんです。
家族や友人に顔を見せる事ができる
世界一周をすると決めた際、親御さんや予てからの友人は心配するでしょう。
けれど、一番応援してくれているのも出発前からあなたを知っている人のはず。
そういった方に一度顔見せができるというのは、自分自身にとってもですが、相手にとっても非常に嬉しいものだと僕は思っています。
世界の事は好きだけど、年齢の事もあり僕らの両親世代はなかなか海外に行く事もできません。
仕事を始めた友人たちは、なかなか休みをとる事ができないかもしれません。
家族を持った友人たちは、まだ子供が小さい時は海外に行く事が難しいかもしれません。
そんな時、一時帰国をしている旅人が写真を見せたり、旅の話や世界の話をするとみんなとても喜んでくれるんです。
そして、別れる時には
『次も気をつけて帰ってこいよ』
と笑顔で送り出してくれるんです。
日本で出会った仲間たちに感謝をして再出発できる
世界一周時の一時帰国を頑なに拒む人もいるでしょう。
けれど、僕は一筆書きで旅を続ける事よりも、その時に自分がやりたいと思った事を選択する旅の方法をお勧めしたいと思っています。
日本に帰りたいなぁと気持ちが弱る時だって旅中にはあります。
その時にじっくり考えてみた結果、やはり日本へ帰るという選択をする事だって悪くありません。
一時帰国したからこその恩恵だっていっぱいあるんです。
再出発っていうのが決まっているからこそ…
サプライズの再出発いってらっしゃい会だって開いてくれる。
一時帰国、なかなかいいもんですよ。
ぜひ、これから出発する方も今旅中の方も、一時帰国もありかなぁって思いながらルートを組んでいただければと思います。
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